名盤を聴く:2 Gamma Ray-Heading for Tomorrow
- k2load
- 2016年9月22日
- 読了時間: 2分
第2回は、もはや説明不要のこちら。

Gamma Ray! ハンブルクの殺人鬼であるカイおじさん率いるメタルポップアーティストである。昨年、犯歴25周年を迎えた彼らだが、そのデビューを飾った1stアルバムがこれだ。
カイ・ハンセンがこの前年までHelloweenに居たとは思えないほど、既にこの段階でGamma Rayの音楽性が確立されている。Helloweenっぽさなど微塵も感じられない。カイの目指したヘヴィーメタルが確かに存在しているのだ。
とにかく名曲が目白押しで隙が無い。疾走ナンバーの2.Lust for Life、7.Hold Your Grandは最高にたまらないし、キャッチーなメロディーの5.Moneyは超名曲である。9.のタイトルトラックは14分を超える大作ながら全く飽きさせない。後半の展開は圧巻である。
その他3.Heaven Can Waitなどポップ・ロックな良曲もあるが、中でも最も気に入ってるのはバラード曲の6.The Silenceである。イントロでガッツポーズ、最後の大サビでガッツポーズ。まるで演歌のような曲だ。この曲の2008年Hell,Yeah!モントリオール公演ライブ盤に収録された音源が本当に最高すぎてもう何度聴いたことか。ラルフ脱退後なのでカイがボーカルなのだが、それがまた良いのだ。音作りも私好みのヘヴィーさになっていて。キャァーリオーン!キャァーリオーン!そもそもそのライブ盤がマイ・ベスト・ガンマレイ・アルバムなのだ!が、それはまた別の機会に。
ちなみに「Heading for Tomorrow」とGoogleで画像検索すると次のような画面が表示され、思わず爆笑した。

画面を埋め尽くす無数のカイとラルフ。笑うしかない。
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